チャレンジングか守りか、4タイプの簡単診断をつくりました
先日、私のアンガーマネジメントのセミナーにいらした方は、この4月から管理職になられるので、拙著「アンガーマネジメント管理職の教科書」を読まれたとのことでした。
そして、経営者向けはどう違うのだろうと、「アンガーマネジメント経営者の教科書」も読まれ、セルフマネジメントも大切だと「自分をサクサク動かすセルフマネジメント」も読まれたとのことでした。
その際、拙著の電子版は、Kindle Unlimited ¥0 になっていて、(Kindle Unlimited会員は)無料で読めるとのことでした(知りませんでした。笑)。拙著の紙版と電子版はじつは出版社が違っていて、電子版は昨年出ています(電子版は、「女性のためのアンガーマネジメント」以外の3冊で、中身は紙版と同じです)。→ Amazonの川嵜のページ
自分と違うタイプには、お互いイライラしやすい
さて、この方は、「アンガーマネジメント管理職の教科書」で、ビジネスパーソンのタイプが違うことによる怒り(CHAPTER7)に、とても共感されたとのことでした。
ここ(CHAPTER7)で書いているのは、新しいことにどんどんチャレンジするタイプか、逆に、これまでの伝統を守っていくタイプか、大きく4つに分けたタイプの解説です。
- ファーストペンギンタイプ
ファーストペンギンとは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛び込むペンギン。つまり、リスクを恐れず(考えず)、新しいことにチャレンジするタイプ。無謀と思われることもあります。 - リーダータイプ(セカンドペンギンタイプ)
ファーストペンギンに続くタイプ。人を率い、目標に向かってチャレンジするタイプで、ファーストペンギンタイプよりも、長期的な視点で取り組みます。 - マネジャータイプ
現状を改善し、安定的に回していくタイプ。安定期の企業、組織で求められる人材で、秩序が乱れることを嫌います。 - リスクヘッジタイプ
リスクを回避し、徹底させ、伝統を守ろうとするタイプ。いわゆるお堅い業界、お堅い職業に多いタイプです。変化を好みません。
1が最もチャレンジングで、2がその次、3はチャレンジより守りが高まり、4が最も守り度が高いです。
どのタイプがよい、悪いということはありませんが、企業の成長ステージや、業種、職種における向き、不向きはあります。タイプによって、仕事へのあり方、仕事の進め方が大きく変わります。
私が以前働いていた会社は、ベンチャー企業だったので、ファーストペンギンタイプばかりで(自分もこのタイプ)、リスクヘッジタイプの人はほぼいませんでした。しかし、取引先企業、なかでも大手企業や、いわゆるお堅い業界には、マネジャータイプ、リスクヘッジタイプが多く、違いを感じました。
基本的に、直属の上司や部下、同僚が、自分と同じタイプだと働きやすく、逆に違うタイプだと、お互いイライラすることが多いです。
そして、自分が働いている会社、組織の多数派、主流派(社風、組織風土)が、自分と同じタイプのほうが認められやすく、活躍できます。違うタイプの人が多数派、主流派だと、自分がその仕事において、かなりのプロフェッショナルでもないと、厳しい環境になります。
まあ、しかし、企業全体でいうと、いろいろなタイプがいて、お互い認め合える環境のほうが、経営的に強いと思います。
ということで、タイプが分かる簡単診断を作ってみたので、ご自身やまわりの方で試してみてください。お互いのタイプが分かっていると、仕事がしやすいと思います。メアド登録等は不要で、すぐに結果が分かるようになっています。
そして、このタイプとは別のタイプの分け方診断も、現在、考え中です。そのタイプの違いも、仕事へのあり方、仕事の進め方が全然違って、怒りにつながると思います。