経営者の仕事・管理職の仕事
もうお正月気分ではなく、私も1月5日から仕事を始めてはいるのですが、今年初めてのブログなので、新年のご挨拶を。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
ちなみに「松の内(正月の松飾りを立てておく期間)」は、関東は1月7日まで、関西は1月15日まで、九州はどちらの地域もありますが、長崎は天領(江戸幕府の直轄地)だったので、1月7日までらしいです。
関西は15日まで松の内、とはいえ、実際には仕事が始まり、お正月気分の方はほとんどいないでしょうが。
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さて、今回は、「経営者の仕事」と「管理職の仕事」についてです。
経営者、管理職、それぞれの大事な仕事は何なのか?
いろいろな意見があると思いますが、私が常々思い、言っていることを書きます。
去年のブログ「成長企業に溢れていて、世の中には溢れていないもの」の後ろのほうでも少し書いています。
それは、
経営者の仕事は「夢(希望)を語ること」。
管理職の仕事は「夢を実現するための戦略・戦術を考えること」。
そして、経営者、管理職も含んだスタッフ全員の仕事は「夢を実現するために動くこと」です。
「夢」という言葉は、いろいろな意味を持っていますが、ここでの意味は「将来実現させたいと思っていること」です。「ビジョン(将来の構想、展望)」と言い換えてもよいでしょう。
そして、「希望」の意味は、「将来に対する期待。明るい見通し」です。
すなわち、経営者の仕事は、「将来こういうことを実現させたい」という明るい見通しを語ることです。
それは、拡大路線でなくてももちろんよく、こうありたいという「あり方(Being)」でよいのです。
しかし、経営者本人が心からそう思っていること、価値を感じることでないと、スタッフには伝わらず、実現もしません。
一方、管理職の仕事は、その「夢・希望・ビジョン・あり方」を実現するための「戦略・戦術」を考えることです。
戦略は、展望に対する方向性で、戦術よりも上位の概念。戦術は、具体的な方法です。
「戦略」は、経営者が考えてもいいのですが、スタッフにとって意味や価値があり、やる気が高まるものでないと、やはり実現は難しいので、管理職と一緒に考えたほうがよいでしょう。
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以上の「ビジョン」と「戦略」を考えるうえで役に立つのが、いくつかのフレームワーク(テンプレート、ひな形)です。
「ビジネスモデルキャンバス」「リーンキャンバス」、個人なら「ビジネスモデルYou」がよいと思います。
次回はそれらについて説明します。