なぜ、彼らは「希望」を感じられるのか?
前回、ベンチャー企業には「希望」が溢れていると書きましたが、なぜ、そうなのでしょうか? なぜ、彼らは、「希望=将来に対する期待、明るい見通し」「可能性」を信じられるのでしょうか?
それは、自分たちが創っているからです。
何を?
将来を。
ビジネスを創ることによって、将来を創っているのです。
ビジネスを創ることについては、以前も書きました(ビジネスを創る力)。
ビジネスを創って、お金を生み出す力があれば、採用試験など受けなくてよく(むしろ人を採用する側)、人から選ばれなくてもよいので(むしろ人を選ぶ側)、学歴も性別も年齢も住んでいる地域もまったく関係ありません。さまざまな属性を気にするのは、選ばれる立場で考えているからかもしれません。
とくに地方で、若者の就職先(できれば賃金が高いところ)も少なく、人口が減少し、ジリ貧になっていっているようなら、何か「産業」とまではいかなくても「ビジネス」を創ればいいわけで、地方自治体に「新産業開発室」「ニュービジネス開発室」みたいなものがあってもよいと思います(あるかもしれませんが)。
その際、スモールビジネスではなく、文字通りのスタートアップ企業(新しいビジネスモデルで急成長を狙う企業。スタートアップと、ベンチャー、スモールビジネス、創業の違いを書いたブログはこちら)を育成すればよいと思います。
「リスクが高過ぎる」「普通の人には無理」「ベンチャー企業だって失敗しているじゃないか」などという声もあると思いますが、ビジネスを創ることは、可能性に溢れ、意味があると思います。
「ビジネス」というと難しいので、新たな「商品」と「サービス」で、お客さんがいそうなものと言ったほうがいいかもしれません。
その際、移動圏内の地域の人だけをお客さんと考えなくてもよいと思います。
インターネットの時代、世界中の買いそうな人にアプローチして、買ってもらえばよいはずです。
インターネットに関しては、それこそ、今後、可能性が拡がる一方だと思います。
長崎に戻ってきて、東京にいたときとのギャップをさまざまな点で感じますが、しかし、世界中、インターネットのつながる場所なら、どこにいても同じだともいえます。
インターネット上では、もはや、世界はボーダーレスなので、地方だから活躍できないなどと言っているのもおかしいのかもしれません。
次回は、そのことについて書きたいと思います。