過去は過去であるのだけれども、学べることも多い

明日は、長崎の原爆の日です(写真は、長崎の原爆投下日時。平和公園)。

原爆も太平洋戦争も過去のことではあるのですが、戦争に至るまで、至ってからの歴史を振り返ると、教訓が多いと感じます。

しかし、事実すら知られていなかったりします。

たとえば、真珠湾攻撃は、だまし討ちではないという判決が東京裁判で出ています。
また、アメリカの調査委員会は、現地の司令官が、ワシントンからの警告を重視しなかった判断ミスとしています。

けれども、「真珠湾攻撃をしたから、原爆を落とされても仕方がない」というロジックに変わっていたりします。

これは一例で、さまざまな事実が正確に伝わっていない、振り返って検証されていない部分がたくさんあるように感じます。

そのあたりを過去として葬って平和を祈っても、似たようなことがまた繰り返される恐れがあると思うのです。

去年、このブログに「8月は「不条理」を思い出す月」ということで投稿した際に、連載途中だった下記の漫画は、完結しました。

「ペリリュー - 楽園のゲルニカ」武田一義 平塚柾緒 太平洋戦争末期のペリリュー島の話(11巻 完結)
「ちらん - 特攻兵の幸福食堂」魚之目三太 特攻の町、知覧の食堂の話(4巻 完結)
「不死身の特攻兵」鴻上尚史 東直輝 9回の出撃から生還した特攻兵の話(10巻 完結)

私は、戦争ものに限らず、漫画自体が好きで、ネットでいろいろ読んでいます。

漫画のよいところは、過去のことでも、他国や他人のことでも、リアルに感じられる点かもしれません。フィクションでも、「この部分はあり得るな」と思えたりします。

上記の漫画を読むと、「えっ、そうだったの!」と思うことがあります。

たとえば、特攻隊ですが、この作戦が生まれるまでパイロットたちは、敵艦に爆弾を落とし戻って来る訓練を繰り返してきて、それができるのに、敵艦にわざわざ突っ込みたくはなかったわけです。
突っ込まずに爆弾を落として戻って来ることを繰り返すほうが、戦争に勝つ可能性が高まると思っていたし、実際にそうでしょう。

けれども、そうではない、誤った方向に進んで行くしかない心理状態、同調圧力のようなものはあるし、現代でも起こり得ます。

戦争だけでなく、歴史から学べることは多いと思います。

今、コロナの時代で、かつてない出来事だと言われています。
確かに、かつてない部分もありますが、過去に似たようなことも起きているので、それらも参考に、冷静で合理的な判断をしたほうがよいでしょう。

変なたとえですが、歴史から学ばないのは、受験で、過去の問題を解かずに試験を受けるようなものではないでしょうか?


追記: 最近、インスタグラムを、動物の人形(コンコンブル)やつばきねこのマスコットを使ったコント的な内容で、毎日更新しているのでよろしければご覧ください。
https://www.instagram.com/masako_kawasaki/