お金の捉え方の話

お金の捉え方に関して、子供のとき、親やまわりの人がどうお金を捉えていて、どう言われたか、ある意味、どう教育されたかによって、お金への認識が変わってくると思います。まあ、お金に限りませんが。

最近それを感じたのは、あるファイナンシャルプランナーの方の記事を読んだときです。

その記事は、夏休みに子供とお金の話をしてみませんかというもので、子供にまずは「自分の持っているお金のなかで工夫して買い物をする」「子供自身で、お小遣いの範囲で買い物をしてみる」経験をさせてみましょうというものです。

もちろん子供にお金とは何かを認識させるよい提案なのですが、このような記事を読むと、あっ、自分の子供のときと違うと感じます。その違いは、親や環境の違いなのでしょうが。

どこが違うのかというと、「お小遣いの範囲で」というところです。

自分が子供のとき(小学生~大学生)は、定額のお小遣い制ではなく、いわゆる予算取りをする必要がありました。

何にいくらかかり、使用目的や効果は何という企画書(予算書)を書いて出し、通った分が支払われ、領収書をつけて報告書を出すという仕組みでした。

「お小遣いの範囲で」というよりも、「どうやって企画(予算)を通すか」という発想になります。通れば出るし、通らなければ出ないからです。

商店街の子供

私は、小学3年生までは住宅地に住んでいましたが、小学4年生からは商店街に引っ越し、クラスメートで商店街の子供も多くいました。店番などのお手伝いをし、とくに売り上げにつながれば、よりお金が得られるという子供もいました。

つまり、子供といえども自動的に毎月一定のお金(お小遣い)が入ってくるわけではなく、何かする必要がある。しかも、時間効率を高めたほうがいいという捉え方です。

商店街の子供たちは、どうやったら売り上げにつながるのかというトライアル&エラーを繰り返し、ある意味、商才があるので、この子供たちには太刀打ちできないなあと、当時、私も子供ながらに感じました。ちなみに、家は税理士事務所です。

私は、大人になってからは、会社員時代が長かったのですが、自部署の予算取りをする必要もあったし、顧客が経営者だったこともあって、自分のお金の捉え方はあまり変わらずに来ています。

日本の雇用統計によれば、雇用者5973万人に対し、自営業主・家族従業員666万人(2020年、労働力調査)で、後者は1割程度なのですが、まわりに後者が多いと、お金の捉え方なども影響されて面白いなあと感じます。