若者は、急に日本の未来を「明るい」と言い始めた?

政治への信頼感が20%から50%以上に急上昇?
先日(1月20日)のダボス会議での片山財務大臣のスピーチを聞いていたら、気になる発言がありました。
それは「最近の若年層を対象とした調査では、政治への信頼感が約20%から50%以上に急上昇し、ほぼ50%が政治の変化と新政権への期待を理由に、日本の将来を明るいと見ている」というものです。
以前のブログに書いたように、2023年のBIGLOBEの「日本社会の未来に希望を感じるか?」という調査では、希望を「感じる・やや感じる」は、各世代で、2~3割でした。
そして、18~24歳は、25.5%。18~24歳で、日本の未来に希望を感じない理由(複数回答)の一番が「政治に期待が持てない」(56.7%)でした。
それが、急上昇したの?と思い、そのデータは?と調べたら、おそらくこれだろうというのが見つかりました。
「日本の政治」「日本の未来」への期待が上昇
それは、マクロミルが今年の「ニ十歳の集い」の対象者に行なった意識調査です。
「あなたは、これからの『日本の政治』に、どの程度期待できますか」という質問に対し、「期待できる+どちらかといえば、期待できる」は、2025年は、20.6%(3.2+17.4)だったのが、2026年は56.6%(8.8+47.8)になっています。
さらに、同様の質問「あなたは、これからの『日本の未来』について、どのようにお考えですか」には、「明るいと思う+どちらかといえば、明るいと思う」は、2025年の27.8%(6.4+21.4)から、2026年は45.2%(6.8+38.4)となっています。
なるほど、高市内閣の「不安を希望と夢に変える政治」に対して、若者の期待が高まっていると言えるかもしれません。
「かも」が顔を出してきた
この変化は、しかし、楽観や確信ではなく、「もしかしたら変わるかもしれない」という、まだ小さく、揺らぎやすい期待ではないでしょうか?
「政治が変わろうとしているかも」「何かが動き始めたかも」「もしかしたら良くなるかも」「期待してもいいかも」という「かも」の段階です。
不安が続く状態では、この「かも」すら生まれません。それが今、不安のなかに「かも」が顔を出してきた。「期待できない」から「期待してもいいかも」へ。
若者の心は、「かも」の段階まで、ようやく戻ってきた(たどり着いた?)のではないでしょうか。
期待がない状態よりも、小さくても「かも」がある状態のほうが、人は前を向きやすくなります。
しかし同時に、「かも」はちょっとしたことで、期待と失望のあいだを揺れ動き、不安や怒りが生まれることにもなりかねません。
そして、この「かも」を「確信」に変えられるかどうかは、政治家だけに任せられることではありません。私たち自身がこれからどんな選択をしていくのかによって、希望の行方が変わってくるのではないでしょうか。

