「あなたも知らないあなたの未来」と「私が立てた私の予定」
次のようなメールが送られてきました。
「勝手ながら、あなたの事を鑑定させていただきました。
その結果、あなたは今、未来を左右する非常に重要な分岐点に立っていることがわかりました。
ものすごい力で千載一遇 のチャンスをつかむ姿が見えます。その一方で、不安の影が見えます。
(略。長文)
あなたも知らないあなたの真実とあなたの未来をズバリお教えします。思わず背筋が凍りつく的中率で、芸能界の大御所も感涙する、究極の赤裸々鑑定です。チャンスは今日1日。いますぐご確認ください。<リンク>」
ネットではよく見かける文章ではありますが、最近、この手のメールが増えている気がします。期待させつつ、脅すような、思わせぶりな文章。
原理原則的には、下記のとおりだと思います。
「未来は予知できない。人生に紆余曲折は付き物だ。誰ひとりとしてこれから何が起きるか確実に予測できない。人生は不確実であり、未来は未知である。これは良いとか悪いとかいう問題ではない。重力と同じで、そんなものなのだ」(ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる)
それ故に、将来を不安に感じる人は多いでしょう。
誰かに「未来をズバリ」教えてほしい。できれば、「きっと大丈夫」だと言ってほしい人は少なくないでしょう。
しかし、下記のことも言えます。
「偉大なマネジメント思想家ピーター・ドラッカーが言ったように、未来を予測する最高の方法(ひょっとしたら唯一の方法)は、自ら未来を創造することなのだ」(ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる)
そうなんです。
自分で計画して、準備して、実行すれば、自分の未来がそうなる可能性は高い。
「預言」ではなく「予定」になり、確実性が高まります。
なかでも、自分への投資は、決して無駄にはなりません。
これが「きっと大丈夫」にする一番の方法だと思います。