本当にやりたいことをする人生
明後日、2月14日に、「読まなくてもいい読書会シリーズ ビジネス名著勉強会 第1回」を開催します。本は「ビジョナリーカンパニー4」です。
メインの著者、ジム・コリンズは、日本では「ビジョナリーカンパニーの著者」としてしか知られていませんが、アメリカでは、ドラッカーの後継者的存在としても知られています。
両者とも「人間主義」であることが特徴です。
たとえば「社員はコストではなく資源」(ドラッカー)であることは、「当たり前のことですが、忘れている経営者が少なくありません」(コリンズ)と言っています。
コリンズは、ドラッカーから大きな影響を受け、「自分は本当は何をしたいのか」ということを問い直し、世間体や安定ではなく、本当にやりたいことをする人生を選んでいます。
妻がトライアスロンで大会に出るのを支援するため、勤めていたヒューレッド・パッカードを辞めたり、スタンフォード大学ビジネススクールの教員を辞めて、フリーランスになったりしています。
「ビジョナリーカンパニー」は、膨大なデータの分析から結論を導き出しているので、説得力があると同時に、さまざまなエピソードが盛り込まれているため、わかりやすい本です。
こういった本を読んだり、素晴らしい経営者に実際にお会いして、私が感じるのは、人間一人ひとりの「能力」はそこまで変わらないということです。
違いを生んでいるのは、どこまでそれを「やりたいかどうか」、実際に「やるかどうか」、挫けても立ち直り「続けるかどうか」だけではないかと感じます。