4月、頑張り過ぎずに動き出す ―― ストレスにならないモチベーションの保ち方

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もうすぐ4月。
4月は、会社・組織は新年度を迎えるところが多く、学校は進学、進級の季節です。

新しい気持ちで「よし、頑張ろう」と思う一方で、なぜか気持ちが落ち着かない。「大丈夫かな」「この選択でよかったのかな」という不安もあるかもしれません。

環境などが変わることに緊張したり、自分が大きく動くわけではなくても、新しいメンバーが入ることで気を遣ったりして、意外とエネルギーを使います。
「頑張らなければ」と思いすぎると、かえって疲れて、体調を崩してしまうこともあります。

大切なのは、気合いを入れ過ぎず、「モチベーション」を意識して、とりあえず始め、淡々と進めることです。

1. モチベーションは「やる気」と異なる

「モチベーション」は、何かをするための動機、目的であり、「行動の土台」です。
たとえば、その会社・組織で働く、あるいは、その仕事をする、その行動をする理由です。

これに対して、「やる気」は、一時的な感情の盛り上がり、気分で、状況の影響を受け、上がったり下がったりします。

たとえば、
・朝の準備がスムーズだった
・少し早めに会社に着いた
結果、よい気分になり、やる気になった

逆に、
・朝の準備に手間取り、出発が遅れ、信号待ちにイライラした
・少し遅れて会社に着き、新しい上司に嫌みを言われた
結果、嫌な気分になり、やる気が失せた

モチベーションが明確だと、たとえ「やる気」が失せても、気を取り直して動くことができます。

仮に、何年後かに独立しようと考えており、この会社で働いているのは、そのためのノウハウを入手するという、明確な動機、目的があるとします。

その場合、上司に嫌みを言われてやる気が失せても、「いやいや、こんなことでやる気をなくしていてはダメだ」「あの言い方は部下のやる気をなくすので、独立したら自分は別の言い方をしよう」と思えます。

行動の根拠となる「モチベーション」を意識すると、気分、状況の影響を受けて一喜一憂しにくくなります。

しかし、モチベーションが明確でも、気分に引きずられて動きたくなくなることもあります。そこで、モチベーションを保ちながら、動くためのコツが下記です。

2. 最初のハードルをとにかく低くする

ポイントは、「やる気がなくてもできるレベルまで下げること」です。

新しいことを始めるときに一番エネルギーが必要なのは、「最初の一歩」です。
ここで大切なのは、とにかくハードルを下げることです。
・完璧にやろうとしない
・全部やろうとしない
・とりあえず着手する
・着手のための用意を「5分だけ」行なう

たとえば、「資料を作る」ではなく、どんな資料を作らなければならないかの打ち合わせメモを開いて読む。
そして、余力があれば、何をどう準備するかメモする。
もっと余力があれば、とりあえず準備を始める。

人は一度動き出すと、続けやすくなります。

逆に、「(やりたくないけど)やらねば」と思うと、嫌なノルマという気分になり、「明日でいいか」と避けるようになります。そして、明日、明後日と、時間が過ぎるにつれ、暗くて重い気分になり、動けなくなります。

そうなる前に、とりあえず「5分だけ」動きましょう。

3.「できていること」に目を向ける

新しいことを始めると、どうしても「できていないこと」に目が行きます。

・これがうまくできない
・あれになかなか慣れない
・その結果、思ったより進まない
こうした状態は、よくあることです。

だからこそ、意識したほうがいいのは、「できていること」に目を向けることです。

・これはうまくできている
・あれは昨日より慣れた
・その結果、ここまで進んだ

できていることは、「あえて言えば」のレベルで構いません。

続けていれば、少しずつ慣れ、気づきや発見もあり、だんだん前に進むようになります。

4.「休むこと」も行動のひとつ

4月は、知らず知らずのうちに疲れが溜まりやすい時期です。
そんなとき、「もっと頑張らなきゃ」と思うと、かえって動けなくなることがあります。休むことも大切な行動のひとつです。

・少し早く寝る
・スマホを見る時間を減らす
・一人でほっとする時間をつくる

こうしたリラックスする時間が、気持ちを整え、結果的に次の行動につながります。

5.少しだけ前に進めばOKとする

4月に大きく変わろうとする必要はありません。
大切なのは、「着手すること」「少しだけ前に進むこと」です。

・昨日より少しだけ
・先週より少しだけ

淡々とやっているうちに、気づけば、積み重ねられていきます。

環境が変わるこの時期は、無理に「頑張る」よりも「整える」ことを意識してみてください。たとえ休んだとしても、また始めればOKです。
そうしているうちに、「ちゃんと前に進んでいる自分」に気づくはずです。