セルフマネジメントと私~いろいろ実験中

コツコツではなくワーッとやるタイプ

今日は私の誕生日です。

奇しくも、先日取材を受けたセルフマネジメントの記事(リクナビNEXTジャーナル)のアップの日でもあります。

記事 セルフマネジメントとは?ビジネスで求められる理由と高める方法を解説

この記事では、私が考えるセルフマネジメントを構成する要素や、セルフマネジメントを身につけるメリット、セルフマネジメント能力を高める方法、セルフマネジメント能力を身につける上でのポイントがまとめられています。

そこで、今回は「セルフマネジメントと私」をテーマに書きたいと思います。

セルフマネジメントは、自分を管理することですが、私は毎日コツコツと努力を積み重ねていくタイプではなく、ときどき思いついては寝食を忘れてワーッとやっては、しばらくやらないというタイプです。

けれども、言うまでもなく、ワーッとやって、しばらくやらないのは、効率的ではありません。1日20時間やって2日やらないよりも、7時間ずつ3日やったほうが合理的でしょう。

けれども、今すぐやりたいと思えばやり始めるし、何かに集中しているとき、それ以外のことは面倒に感じます。勢いがついているのに中断して「また明日」とするのはなかなか難しいです。そんな自分をどうやって管理したらよいのだろうかということで、いろいろ試しては、これは効果が高いとか、効果がないとか、検証しています。

「二十マイル行進」の価値

私は「ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる」(ジム・コリンズ、モートン・ハンセン著)の本を気に入っていて、ここに出てくる偉大な人たちの足元にも及ばないながらも、自分なりにベターな状態にしようと思っています。

「ビジョナリーカンパニー4」について以前書いたブログ
 今週の1冊:ビジョナリーカンパニー4

この本では、カオス(混沌、無秩序)の時代でも成長し続ける企業と、そこにいるリーダーの特徴を探っているのですが、そのなかで、毎日一定時間やることの価値が「二十マイル行進」という話で書かれています。

「二十マイル行進」は、三千マイル(4800キロ)のウォーキングに挑戦するとして、毎日20マイル(32キロ)歩く、調子が良くても悪くても、どんな状況でも1日20マイル歩くことを言っています。

調子が悪くても実行することで、厳しい状況でもできる自信が身につき、調子が良くてもやり過ぎないことで、自制心が身につきます。結果、カオスの状況でも、秩序、一貫性を発揮でき、成果を出せるというわけです。

整ってくると楽しくなる

1日32キロ(20マイル)なら、時速4キロとして8時間、毎日休みなしで約5か月(3000マイル÷20マイル÷30.4日)、土日祝休む場合は約7か月(3000マイル÷20マイル÷20.58日)歩き続けることになります。

1日8時間というのは、片手間ではできない時間で、無理を続けることも不可能なので、常に自分をできる状態に整えておく必要があります。

こう書くと、何だかとんでもない修行、苦行のようで、やる気が失せるかもしれません。いったい何のためにするの? そこまでしたくない、と。しかし、整ってきて、着々とクリアできると楽しくなるという側面もあります。筋肉を鍛えている人が楽しんでやっている感じです。

「リクナビNEXTジャーナル」の記事にも書かれていますが、セルフマネジメントがうまくいくと、自己効力感(できる感)が高まります。

「ビジョナリーカンパニー4」には「偉大さを決定づけるのは環境ではなく、何にも増して自分自身の意志と規律である」と書いてありますが、どんな環境でも、自分の意志と規律で、いろいろ整ってきて、よりよい状態になるのは、なかなか楽しいはずです。

ということで、いろいろ実験中です。