予測できなかった今年の状況も、未来人にとっては歴史の1コマ
去年の今頃、今年の状況、コロナの世界的な流行を予測できた人は、ほぼいないと思います。
2001年のアメリカの同時多発テロや2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災と原発事故などにも驚きましたが、今回のコロナは、世界中の誰もが巻き込まれ、まだ終わっていません。
医療関係はもちろん、対面のやりとりや移動が制限されることで、外食、小売り、宿泊、運輸、観光などをはじめとした産業はたいへんな事態になり、仕事、学校もリモートになるなど、影響を受けています。
去年の私の年末のブログは「ネットを使ったビジネスは進化を続ける」で、去年はZoomをよく使ったと書いています。
去年、Zoomはそこまで一般的ではなく、20年以上前からテレビ会議システムを使っている自分からすると、世の中の変化は遅いと感じていました。
とくに、自分が東京から長崎に拠点を移してから、打ち合わせやイベント、セミナーでも、もっと皆Web会議システムを使うようになればいいのにと思っていました。
けれども、東京に住んでいる人同士だとピンと来ず、普及には時間がかかるかもと思っていました。
しかし、今年、Web会議システムが一般的になってきて、さまざまな働き方、サービスなどの可能性をイメージできる人が増えたのは、コロナ下では、数少ないよいことだと思います。
来年もいろいろな世の中の変化があり、予測できないことが起きるかもしれません。
しかし、それらはやがて「歴史」になり、未来人に「へ~、昔はこんなことがあったんだね」と遠い過去として扱われるのでしょう。
逆に言うと、私たちが、「昔は」と今の自分にはまったく関係がないと思っている、「ホコリを被った歴史」も当時はリアルな現実だったはずです。
今のリアルな出来事も、歴史の目線、宇宙の目線で引いて見ると、冷静な判断がしやすいかもしれません。