「なんとなく不安な時代」に、人は何を求めているのか?

各国の課題もリアルタイムで流れてくる

SNSやニュースで、中東、アメリカ、中国、物価、AI……など、世界の出来事がタイムリーに入ってくる時代になっています。

多くの人は、「すぐに日本が戦争に巻き込まれる」など、何か大きな出来事が起きるとは思っていないでしょう。けれども、物価高をはじめとして、中東の影響、中国の影響、円安など、どこかパッとせず、落ち着かない。そんな空気を感じていると思います。

かつては、

  • アメリカは、ITやエンターテインメントは活気がある
  • ヨーロッパは、成熟している
  • 中国は、勢いがある
  • 中東も勢いがある

というイメージだったと思います。

今は、

  • アメリカは分断
  • 欧州も問題を抱え
  • 中国も不透明
  • 中東も緊張

と、それぞれの課題も浮き彫りになってきています。

さまざまな情報、世界中の「うまくいっていない部分」まで、SNSやニュースを通じて、日々リアルタイムで流れてくるため、人々の心は、常に“軽い緊張状態”になりやすいかもしれません。

危険なわけではないけれど、なんとなく落ち着かない。今の時代の特徴のひとつは、この「はっきりしない不安」かもしれません。

だから人は、“小さな安心”を求める

そんな時代だからこそ、人々は、たとえば

  • 推し活
  • ミーム、大喜利
  • 趣味
  • 癒し動画
  • コミュニティ
  • “あるある”の共有

など、“小さな安心”を求め、楽しむようになっているのではないでしょうか。

推し活は、

  • 感情を共有できる
  • 居場所になる
  • 「好き」でつながれる

という役割があります。

ミーム、大喜利も、同じテーマで楽しめます。
少し前の中国外交部をお題にしたものなどは、本来なら厳しい状況を、ネタにして笑い飛ばしています。

かつての「成功する」「勝つ」「成長する」「よりよくなる」ために、頑張りつづけるよりも、優先順位として、「心や体が壊れないように」バランスを取ることが上がってきているかもしれません。

  • 頑張り過ぎない
  • 人の不機嫌など負の感情に飲み込まれない
  • 自分も負の感情をデフォルト(標準設定)としない
  • 小さな楽しみを持つ
  • 安心できる人間関係を持つ

ことが求められていると感じます。

不安定で緊張を生みやすい時代に、それぞれが「安心して」「機嫌よく」「納得して」生きることが、大切になっていると思います。