今年をKPTで振り返り、来年のNを考えよう
今年もあと9日。
ということで、今年の振り返りをしよう。
方法は、イベント、プロジェクトチームの反省会などでよく使われる、KPT法。
- Keep=継続 うまくいったので今後も続けること
- Problem=問題点 問題なので今後はやらないこと
- Try=挑戦 次に試すこと
というやつ。
KPTは、「ケプトと読むのだよ。知らないの?」という人と「ケーピーティー」という人がいるが、気にしない。
KPT法では、まず、何のための振り返りか、テーマ(目的)を決める。
今年の振り返りなので、来年をよりよくするためではあるが、来年をよりよくってなんだ? そもそも自分の「よい状態」の定義は? というのを考えて、テーマを決めよう。
くれぐれも長く考えてはいけない。テーマは、3分以内で決めたほうがよい。そのまま、「来年をよりよくする」でもよい。
時間をかけると、そもそもなんのために生きているのだ? 人生の目的は?・・・と、思考が深みにはまっていったりするからだ。これ(人生の目的)を考えるのはもちろん大切なことではあるが、すぐに結論が出ないため、動けなくなる人も多い。
まあ、じつは、何かの「目標」を決めるためには、その「目的」、何のためにその目標を決めるのかが大切であり、目的と結びついていない目標は続かないし、そもそも行動を始めにくかったりもする。
そして、それぞれの「目的」は、人生の目的、自分の「ミッション・ステートメント」(個人的な憲法、理念、存在意義、行動指針)と切り離せない。
だから、人生の目的から考えたほうがよくはあるのだが、思考のループにはまって動けなくなりそうな人は、大まかな方向程度に留めておいたほうがよいと思う。
さて、「よい状態」を定義し、テーマを決めたら、具体的に今年を振り返る。
手帳、スマホのスケジューラなどを見て、今年のおもな出来事を思い出す。
そして、まずKとPを書く。
その後、Tを書くのだが、TはKとPから書く。そのため、図で、KとPが左で、Tが右になっている。
- Keep→Try こういうふうに「改善」すればよりよい
- Problem→Try こういうふうに「解決」しよう
書いて終わりにならないよう、Tのなかで、重要なこと、早く着手したほうがよいことを選び、「締め切り」(いつまでに)と「戦略」(具体的に何をする)を決める。
さらに、Try以外で、
N=New 来年、新たにやることを考え、書こう。
これも、「締め切り」(いつまでに)と「戦略」(具体的に何をする)を決める。
これら、決めて記入したシートは、できれば持ち歩くとか、プリントアウトして貼っておこう。