マネジメントの人

この前、3年ぶりに風邪をひいたと書きましたが、治ったんだが、治ってないんだか、元の状態とは違うような?
日ごろ、病気にならないので、かかりつけの病院もなく、薬を飲む習慣もなく、自然治癒というか放置しています。
しかし、今回も結局、医療費を使わず、行政に貢献しています(笑)。

■マネジメントの人

さて、最近、私はアンガーマネジメントのセミナーを中心にやっていますが、もともと何の人かというと、「マネジメント」の人なのです。

私は、会社員時代、管理職として、締切厳守、目標達成が必須という環境で、20年以上過ごしてきました。
外部スタッフも入れると100名を超える人たち、クリエイティブ系の個性豊かな人たちに十二分に力を発揮してもらうために、下記のような「マネジメント」に関して、うまくいく方法を模索していました。

・目標管理
・チームマネジメント
・タイムマネジメント
・習慣化
・セルフマネジメント
・感情のマネジメント

その際、最初、取材を通じて、後では、経営相談を通じて、5000名を超える、さまざまなタイプの経営者にお会いしたことが、勉強になっています。

■さまざまなタイプの経営者を取材

最初にお会いしたのは、80年代後半に「ニュービジネスの旗手」と呼ばれた方々。現・パソナ、当時テンポラリーセンターの南部氏や、ドトールの鳥羽氏など。

そして、90年代に、ニュービジネス、ベンチャーで、注目された方。
アート・レンタリースの大谷氏、千房の中井氏、ジェシー・フーズの大河原氏、パーソンズの岩崎氏、ツインバードの野水氏、雪国まいたけの大平氏、ハウス オブ ローゼの川原氏、ブックオフコーポレーションの坂本氏など、さまざまな方。

上記のなかにもいらっしゃいますが、地方でベンチャー起業家として有名だった方。
ファーストリテイリングの柳井氏や、大創産業の矢野氏、ジョイフルの穴見氏など。

そして、内外のIT関連の方。
現・楽天の三木谷氏ほか多数。

取材では、直接本人に1時間以上、聞きたいことを聞け、社員や関係者、専門家ほか、周辺の方にも話を聞きます。
同じ方を何度も取材したり、知り合いになって個人的に話すこともあるため、非常に参考になります。

そして、新規事業や全国展開に着手され、会社で応援することになった方。
サンマルクの片山氏、牛角の西山氏、ガリバーの羽鳥氏、まいどおおきに食堂の藤尾氏、カーブスのゲイリー・ヘブン氏など。

■うまくいく人とそうでない人

うまくいく人の特徴は、そうでない人と比較して、より明確になりました。

経営相談をするようになって、取材ではお会いしないタイプの経営者にも会うようになったためです。

経営相談には、新規事業に着手したい方や、成功している方もいらっしゃいますが、経営がうまくいっていない方、じり貧になっている方、倒産寸前の方もいらっしゃいます。

同じ日に、うまくいっている方と、そうでない方に会うことが多々あり、さまざまな違いに気がつきました。

自分のように、傍目から見ると、うまくいく人は、シンプルにうまくいくほうを選ぶ、うまくいくように考え、行動するのに対し、うまくいかない人は、うまくいく方法が選べても選ばず、わざわざうまくいかないようにしている気がします。
このあたり、別の機会に詳しく書きたいと思います。

■異なる層の知人

さらに、2010年に長崎に帰ってきてから、これまでまったく接点のなかったタイプの経営者、ビジネスパーソンにもお会いするようになり、本当に勉強になっています。

日本はアメリカのような「階級社会」ではありませんが、さまざまな異なる層はあり、自分と異なる層の人との接点はほとんどないと思います。

接点がないだけでなく、お互い、存在も状況も想像できない、理解を超えているように感じます。

自分の場合、東京でも長崎でも、本来なら会うこともなかった異なる層に知人ができて、さまざまな情報が入ってきて、勉強になっていると思います。

現在、私は、経営コンサルタント、ビジネスコーチとして、経営者やビジネスパーソンが、本当に実現したいこと(ビジョン)を実現できるようにサポートしています。

ビジョンや課題を明確にし、強みを活かした戦略(実現するための方法)を一緒に考え、進捗管理を行ないます。

その際、とくに行動段階では、先に挙げた「マネジメント」がうまくいくと、実現が早くなります。自分や多くの人が実践している方法をお伝えできます。

ちなみに、アンガーマネジメントは、感情のマネジメントです。

うまくいっている人は、精神的にタフな人が多く、感情が安定している、自らそのようにもっていっていると思います。