習慣化するためにはスタートを軽くしたほうがよい

前回、習慣化アプリ「Fabulous(ファビュラス)」のことを書きましたが、このアプリのおかげで、私は毎朝、ダンベル体操をしています。

「Fabulous」で、朝5分間の軽いエクササイズ(運動)を、そのメリットとともに勧められたため、以前やっていて最近やっていなかったダンベル体操をすることにしました。
ダンベル体操は、運動栄養学の鈴木正成教授が提唱した、軽量のダンベル(鉄アレイ)を使った気軽にできる体操です。

私は、これを毎朝約10分とストレッチ、ときどきラジオ体操もやっています。

何事もそうですが、習慣になると、なんとなく自動的にやってしまい、わざわざする面倒くささがなくなり、楽です。

習慣に関しては、19世紀のイギリスの作家、サミュエル・スマイルズの次のような有名な詩があります。

「思いの種をまき、行動を刈り取り
行動の種をまいて習慣を刈り取る
習慣の種をまき、人格を刈り取り
人格の種をまいて人生を刈り取る」

思いが行動になり習慣になると、それが人格、人生になるということです。

この4行で大切なのは、2行目の「行動の種をまいて習慣を刈り取る」ではないでしょうか。
習慣にするには、行動を始め、継続しないといけない。
そのための行動は「軽い」ほうがよいでしょう。

今回、「Fabulous」を使いながら思ったのは、習慣化するには、少なくとも最初はすぐ終わるぐらいの量、質のほうがよく、そうでないものはタスクブレイクダウン(タスク分解)して、最初の一歩だけにしたほうがよいということです。

気合いを入れないとやれないことは、始めるのも続けるのも難しく、「明日からやる」となって、終わってしまいがちです。
呆気ないぐらい「ほんの少し」のほうが続くし、調子に乗って増やすのではないかと思います。

次回は、「私が『晴れ女』と名乗らなくなった理由」について書きます。