個人的には今日でいちおう開業10周年
今日(2021/10/11)で、いちおう開業10周年となります。
いちおうと書いたのは、青色申告にするのに、税務署に開業届を出していなかったので、届けた日ということで、「開業するぞ」という気合のようなものはありませんでした。
いきなり長崎に帰ることに
2010年の5月14日が会社員としての最終出社日で、7月末に東京から長崎に引っ越しました。
26年間、東京にいて、出版社とベンチャー企業で働いていました。
出版社では、雑誌の編集とイベントの企画をしていましたが、ベンチャー企業での経営者向けの雑誌、オンラインマガジンの編集の仕事が一番長いです。
情報システムの仕事や、経営コンサルティング、新規事業やプロジェクトの立ち上げ支援、中高生向けのオンライン教材の制作、セミナーの企画・運営などもやっていました。
この年(2010年)の3月に、家庭の事情でいきなり長崎に戻るという話になり、仕事のことはまったく考えなしに7月末に戻ってきました。実家に住むわけではなく、生活費はかかるので、仕事をする必要があります。
この5月(東京にいるとき)には、いきなりNHKのテレビ番組、しかも1時間の生放送でのコメンテーターの依頼が来て、出演したりもしました。当時、ネット媒体のコメンテーター(といっても、文章でのコメント)をしていたこともあり、声がかかったようでしたが、とても驚きました。
知人からのプロジェクトに参加
長崎に移転してからは、実家(税理士事務所)の手伝いを少しだけやったり、簿記の資格は持っているので、その復習のため、講座に行ったり、電子会計の資格をとったり、原稿を書く仕事の売り込みに行き、その仕事をしたりしていました。
そのうち、会社員時代の知人から、官公庁が県に委託するプロジェクトを、長崎県に提案するので通ったらやらないかと言われ、2011年に通ったのでやることになりました。
そのプロジェクトで知り合った人たち(個人事業主)と、2012年にプロジェクトとは別に場所を借りて、「サンカクスタジオ」という、セミナーや交流会をする活動を始め、2013年に「ツナグバサンカク」として、コワーキングスペースもするという流れになっています。
ネットでの仕事が難しかった
会社員時代に、海外からも含め各拠点をつないでネット会議をするのは普通でした。自部署も、東京本社と、大阪、福岡、仙台などをつないで定例会議(編集会議)をしていました。オンラインマガジンで、海外にいる筆者4、5名にも仕事を頼んでいました。
そのため、退社後も、ネットを使えば、場所に関係なく仕事ができると思っていたところ、それは昨年ぐらいまでそこまで簡単ではありませんでした。
取材をして原稿を書く仕事は、東京の雑誌社から、主に海外にいる日本人をスカイプで取材する依頼はあったものの、九州で実際にその場所に行くことが多く、内心、東京から行ったほうが早いし、国内もスカイプでできるのになどと思っていました。
ネットでの打ち合わせ、会議、勉強会など、10年前はZoomもなく、イメージしてもらえないことが多々ありました。
十年一昔
この10年で、研修や相談が私のメインの業務になってきています。
2014年にアンガーマネジメントと出会い、このセミナー、研修に力を入れてきたためもあります。
日本アンガーマネジメント協会も、今年10周年ということで、新たな展開になってきています。
十年一昔というように、時の経つのは早いもの。
今後の10年は、さて、何をしようかな?