やる気がないときの方法

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あっという間に、2018年ですよ。
というようなことを年中言っていますが。

今回のテーマは、やる気がないときの方法です。
やる気がないときに、やる気を出す方法ではありません。
やる気がないときに、やる方法です。

本当は、やる気を出してから、やったほうが効率的ではありますが、やる気を出すには、ある一定の条件が必要です。

私は、モチベーション・マネジメントの資格、「モチベーション・マネジャー アドバンス」というのを持っています。
これは、仕事の動機づけの資格なのですが、いわゆるすごい人以外の普通の人はいろいろなことでモチベーションを下げます。
そして、モチベーションを継続するためには、条件が必要です。

もちろん、モチベーションを上げる方法を知っているに越したことはないのですが、今回は、やる気がなくてもやる方法です。

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仕事の場では、比較的、簡単です。

私が、雑誌の編集長のとき、締め切り間際に、何も着手していない人がいました。
このような人は「すみません、来月からはちゃんとやりますから」とは言うものの、今、着手していないものをやろうとはしません。

そこで、会議室に連れて行って、副編集長かデスクを見張りにつけて、今すぐ着手してもらいます。
「来月から」ではなく、「今すぐ」やる。
「夜〇時に近くの〇〇に夕食を一緒に食べに行くので、それまでにやる。全部終わったら、夕食はおごり」

見張りをつけて、時間を決めて、強制的にやってもらうと、質はともかく、だいたい片付きます。

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これを自分でやる場合は、見張りがいない、時間を決めないので、難しい。
そこで、私がやっている方法ですが、
軽作業の場合、「ハーメルンの笛吹き曲」と名付けている曲を流す。
つまり、自然に体が動いて、軽作業をやらざるを得ないような、アップテンポの曲を流して、強制的に作業をします。

そして、軽作業にかぎらず、タイマーかストップウォッチ(スマホのアプリ)で、時間を計る。
とりあえず、何も考えず、10分とか30分だけやる。
やる気はなくてよいのです。溜め息をつき、「あ~、嫌だ、嫌だ」とブツブツ言いながら、渋々やります。

やらない理由の分析はしない。反省もしない。やる気も出さない。
ただ強制的にやる。今すぐやる。渋々やる。

できるかぎり、強制的にやらざるを得ない方法を考えて、強制的にやります。

やる気がなくて、そのときやらなくても済むことは、まあ、やらなくてもそこまで困ることではないのかもしれません。
とくに、急ぎではないけれども重要なことは、着手しないうちに、多分、人生が終わってしまうので、「まあ、それでもいい」と思えればOKです(笑)。

だまされたと思って、今すぐ10分、渋々やりましょう!
とにかく着手する。さらに余力があれば、ある程度やってしまうと、ほら、もう終了ですよ。