2022年の「戦」は2023年も続く?
2022年の漢字(日本漢字能力検定協会)は「戦」でした。
ロシアのウクライナ侵攻、物価高による生活面での戦い、スポーツでの戦いなどが、その理由ということです。
戦争は、武力を用いた国家間の争いですが、同じことを平時に個人がやると、刑法で殺人、放火、暴行、傷害などの凶悪犯、粗暴犯になってしまいます。建物や乗り物に放火したり、爆破したりすると、現住建造物等放火罪、激発物破裂罪で、死刑にもなり得ます。
しかしながら、戦争、内戦、弾圧は、何らかの大義名分のもと、繰り返し行なわれてきています。
ロシアのウクライナ侵攻で、中国の台湾侵攻の可能性にも現実味が出てきたかもしれません。もっとも内モンゴル、ウイグル、チベット、香港という実例がありますが。
しかし、小学生の頃から「平和教育」で、原爆や戦争の被害を山ほど見聞きしている自分としては、どんな大義名分があろうと「愚の骨頂」である戦争は止めるべきだし、始めるべきではないとつくづく思います。
WTCビルでも言っていたけれど
日本の国内には原発がたくさんあり(というか、世界中にありますが)、下手すると滅亡しかねません(世界も)。
原発が攻撃されても、航空機衝突程度なら大丈夫らしいですが、いやいや、それWTCビルでも言っていたじゃないのと思ったりします。
アメリカ同時多発テロが起きる前、マンハッタンの高層ビルは、航空機がぶつかる事故も想定した安全設計だと言っていました。WTCビルの崩壊は、鹿島建設などが加わった特別調査委員会で、確かに航空機の衝突には耐えられたのだけれども、最終的には火災が原因だったことが検証されていました。
国内の原発も、テロを超えた武力攻撃となると、想定外のことはいろいろ起こり得るでしょう。ただでさえ少子化が進んでいる日本の若者が犠牲となり減っていくのはとんでもないことです。
「戦」は、ロシアのウクライナ侵攻、物価高による生活面での戦いは、2023年も続いています。スポーツでの戦いは、ずっと続いてもよいのですが。
いろいろな人が言っていますが、「法の支配(法で権力を制限すること)」に基づいて国際秩序を守っていくしかないと思います。