今日から6月 長崎はおくんちの小屋入り

今日から6月ですね。

外がピーヒャラいっていると思ったら、おくんちの小屋入りでした(→ 小屋入り)。

私が住んでいる町は、今年、踊町(奉納踊を披露する当番の町)です(→ 踊町・演し物)。

そして、ツナグバのある上町は、年番町(くんちの運営のお世話をする町)です。

そういえば、小屋入りの集合場所などの案内が来ていました。
そして、「各戸は幕を張り、御神燈をお出し下さい」と書かれていました。

桃饅頭

小屋入りお祝いの桃饅頭

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「長崎くんち」は、1634年(寛永11年)に始まっていますが、この初回から、私の実家のある町や、私が通った小学校の校区の町は、奉納を始めています。

ここらへんにいると、誰かが、その頃からの記録をすぐ出してきて、「あのときは……」と、数百年前のことを、数週間前のことのように言ったりして面白いです。

京都の人が、応仁の乱(1467年)を「この前の戦」と言うという半分ジョークがありますが、この辺では、ジョークじゃなくって、本当に言っている人はいますね(笑)。

「長崎くんち」は、毎年のイベントとして、リオのカーニバルや、ヴェネツィアのカーニバルのように、力が入っています。

私は長崎生まれですが、私の家は、江戸時代から長崎に住み続けているわけではありません。それどころか、父も母も長崎生まれではありません。

なので、江戸時代から長崎に住んでいてさまざまな歴史的記録に残っている同級生の家のような「踊町のプライド」はありません(笑)。