そもそも会社員のビジネスモデルって?

次回のビジネス本勉強会では、「ビジネスモデルYOU」を取り上げます。

これは、「ビジネスモデルジェネレーション」という本のパーソナル版(会社員や学生含む)です。

ビジネスモデルYOU

「ビジネスモデル」とは、ビジネスの仕組みのことです。組織が、ビジネスを成り立せるために、何をどう行ない、どうやって利益を出すのか(非営利の場合は、継続できるようにするのか)という仕組みのことです。

これから新たにビジネスを始めるのなら、「ビジネスモデル」は意識したほうがいいでしょう。
少なくとも、どういうお客さんに、どういう商品を、いくらで、どういう方法で提供するのか、どういう販売促進活動を行なうのかぐらいは、おさえておいたほうがいいでしょう。

そして、何にどれくらいの費用がかかり、どれくらいの売り上げが見込めるのか。初期投資、および毎月のランニングコストはいくらで、いつ黒字になるのか、などということを、きちんと考えておかないと、うまくはいきません。

既にビジネスを行なっている経営者も、経営改善のために「ビジネスモデル」を見直したほうがいいでしょう。

しかしながら、「ビジネスモデルYOU」のターゲットである会社員は、決められた仕事をすれば、決められた賃金が入るという「ビジネスモデル」なので、その賃金の範囲で生活できれば問題はないのです。

それなのに、いったいお客さんは誰で、自分の商品は何かなどについて考えようというのは、良くも悪くも、そういうことを意識したほうがよい時代ということでもあります。

もちろん、今よりもよい条件の会社・組織に転職したい、自分の好きなことで力を十分に発揮したい、という前向きな動機もあるでしょう。
けれども、世界的に不安定な経営環境下で、今働いている会社・組織でずっと働ける保証がないので、備えておくということもあるでしょう。

この手のワークショップは、しかしながら、自らのお金を注ぎ込んで新しくビジネスを始める人でもないかぎり、とくに安定した職場・立場の人には、単なる新しい遊びのひとつになってしまう恐れがあります。

けれども、もし真剣に考え、何かを発見し、行動に移すことができれば、大変価値のある試みになると思います。

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