自分をサクサク動かすセルフマネジメント

自分をサクサク動かすセルフマネジメント 川嵜昌子著/総合科学出版/2021.10.14刊予定/1400円+税


内容(「はじめに」より抜粋)

(略)
 セルフマネジメントは、必要だけど難しいと感じている人は多いでしょう。
 セルフマネジメントのイメージとしては、自分を律する、怠け心に打ち克つ、楽な方向に流されない、楽しいことを我慢する、努力する。とくに、先のことを考えて地道にコツコツ頑張るという感じではないでしょうか。
 イソップ寓話の「アリとキリギリス」のアリをイメージするかもしれません。
(略)
 アリ的な行動は必要ですが、キリギリスの気持ち、夏、ヴァイオリンを弾き、歌を歌う、楽しい気持ちのほうが、セルフマネジメントではうまくいくと考えています。
(略)

 この本の前半では、基本的には怠け者である人間が、どうすれば動くのかについて書いています。

  • 怠け者であることを前提にしたセルフマネジメントのやり方
  • 怠け者なのにゲームにハマる理由やタスクへの活用法
  • 締め切り厳守の雑誌の現場でのタイムマネジメント法

について説明しています。

 また、後半では、「心」にスポットを当てています。
 コロナで、突然世界中の環境が大きく変わり、人々の仕事や生活へもさまざまな影響が及んでいます。 
 「コロナうつ」という言葉もありますが、ネガティブな気持ちになることもあるでしょう。
 このようなご時世、不安になったり、疑問を感じたり、イライラしたり、自信を失ったりしがちです。
 喜怒哀楽の感情は、自然に発生しますが、それらの感情にどう向き合い、どう解釈し、どういう行動をとるのか。

  • 自分の「心」をモニタリングして、マネジメントする方法
  • 「怒り」の気持ちをマネジメントする方法
  • 平常心を保ち、自分らしくある方法

をまとめています。

 どのような状況下でも、なるべく心を安定させ、平常心でいられるためのヒントがきっと得られるはずです。

目次

はじめに

Part1: 怠け心は想定範囲内
・人は基本的に怠け者
・いかに楽をするか考えよう
・今日しないことは明日もしない法則
・溜まるとより面倒になる法則
・とりあえずちょっとだけ手をつけよう
・早い段階で着手するメリットは侮れない
・「儀式」でスイッチを入れる
・習慣化のコツ──朝起きたら水を飲むだけ
・習慣化のコツ──ラジオ体操をするだけ
・体重を毎日計ることが大切な理由
・玄関にセキュリティスタンプとハサミを置こう

Part2: タスクをゲーム化しよう
・ゲーム化できればハマる
・ゲームの要素1 ゴールが明確
・ゲームの要素2 やることが明確
・ゲームの要素3 やることが難しすぎない
・ゲームの要素4 自分でコントロールできる
・ゲームの要素5 すぐに反応が返ってくる
・ゲームの要素6 状況が明確
・ゲームの要素7 勝敗が明確
・ゲームの要素8 何度でもやり直せる
・ゲームの要素9 達成感などポジティブな感情が得られる

Part3: タイムマネジメントのコツ
・タイムマネジメントこそが具体化のポイントになる
・タイムマネジメントって何だ?
・始める前の設計が出来上がりを左右する
・実行中は進行管理が大事
・実行中のありがちな課題
・雑誌の編集部的タイムマネジメント
・終了後は振り返る
・生産性の高い仕事の仕方

Part4: 心をマネジメントしよう
・自分の心を他人の目で見るコツ
・空から目線
・もしも王様だったら(王様の目線)
・もしも社長だったら(社長の目線)
・ぬいぐるみで仏教の教えを実践
・もしも理想のあの人がコーチだったら
・もしも「私は女優」だったら
・面倒なことは「召使い」に頼もう
・究極の上から目線
・どんどん切り離そう

Part5: 怒りをマネジメントしよう
・怒りと上手に付き合うアンガーマネジメント
・怒りは「べき」が否定されたときに生まれる
・「普通」は一人ひとり違う
・思い通りになること・ならないこと
・「事実」「主観」「客観」を分けよう
・「事実」であれば「意図」を聞く
・思考のコントロール
・人生「ハードモード」と「イージーモード」
・怒りを感じたときもモニタリングが有効

Part6: 何が起きても自分らしくあろう
・「予測できない」シーンでも自分らしくあるために
・結局どうありたいのか
・時々立ち止まって考えてみる
・思い込みかも?(認知の歪み)
・「加点方式」と「減点方式」
・ポジティブな空想もNG?
・手は打っておこう
・それでも今は生きている

おわりに


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