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「あなたも知らないあなたの未来」と「私が立てた私の予定」

次のようなメールが送られてきました。

「勝手ながら、あなたの事を鑑定させていただきました。
その結果、あなたは今、未来を左右する非常に重要な分岐点に立っていることがわかりました。
ものすごい力で千載一遇 のチャンスをつかむ姿が見えます。その一方で、不安の影が見えます。
(略。長文)
あなたも知らないあなたの真実とあなたの未来をズバリお教えします。思わず背筋が凍りつく的中率で、芸能界の大御所も感涙する、究極の赤裸々鑑定です。チャンスは今日1日。いますぐご確認ください。<リンク>」

ネットではよく見かける文章ではありますが、最近、この手のメールが増えている気がします。期待させつつ、脅すような、思わせぶりな文章。

原理原則的には、下記のとおりだと思います。

「未来は予知できない。人生に紆余曲折は付き物だ。誰ひとりとしてこれから何が起きるか確実に予測できない。人生は不確実であり、未来は未知である。これは良いとか悪いとかいう問題ではない。重力と同じで、そんなものなのだ」(ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる)

それ故に、将来を不安に感じる人は多いでしょう。
誰かに「未来をズバリ」教えてほしい。できれば、「きっと大丈夫」だと言ってほしい人は少なくないでしょう。

しかし、下記のことも言えます。

「偉大なマネジメント思想家ピーター・ドラッカーが言ったように、未来を予測する最高の方法(ひょっとしたら唯一の方法)は、自ら未来を創造することなのだ」(ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる)

そうなんです。
自分で計画して、準備して、実行すれば、自分の未来がそうなる可能性は高い。
「預言」ではなく「予定」になり、確実性が高まります。
なかでも、自分への投資は、決して無駄にはなりません。
これが「きっと大丈夫」にする一番の方法だと思います。

ドラッカーの先見性

ネクスト・ソサエティ

昨日(1/22)は、ドラッカーの勉強会を開催しました。

未来について書いた「ネクスト・ソサエティ」です。

ドラッカーの自伝を読むと、この人は若い頃からかなり先見性があることがわかります。けれども、その先見性は多くの人にはなかなか理解されなかった。
多くの人からは、逆に「何てバカな!」と思われていました。

たとえば、20代前半の新聞記者時代に、ヒトラーやゲッペルスを取材した結果、「ヒトラーは危険だ」と気づいた。けれども、1932年当時、誰もわかってくれなかった。

当時、ドラッカーは記者の仕事とともに大学では助手をしていた。講師への昇格とドイツ市民権が得られるという“いい話”を断わっています。また、ドイツの名門新聞社からのオファーも断わっています。

ドイツを脱出しないとマズイと思ったからです。そして、イギリスに行きます。
ドイツの“いい話”を全部断わったため、仕事は一から探さなければなりませんでした。

このように、自分の先見性に従うことは、後からは正しくても、そのときは、多くの人にとって「信じられない」言動になってしまう。

ドラッカーが1959年に初来日して講演をしたときも、ピンと来たのは3人だけでした。そのうち2人は創業社長で、後に誰もが知る会社になります。

当時、「日本は経済大国になる」という論文を書いても、欧米では誰も信じず、出版できなかったと言います。

そういうものだと思います。

何かにチャレンジしようという人は、そういうことが多いと思います。
“先見性”がない多くの人は、先ではなく、今を見て反対します。まわり中に反対されると、不安にもなる。

けれども、自分を信じましょう。未来は知っていますよ、あなたがうまくいくことを。

WordPress勉強会

昨日は、WordPress勉強会に参加しました。

思い起こせば、私がサイトを始めたのは97年。前年から月刊誌の新創刊を企画・準備していたのが、諸事情で難しくなったので、かわりにオンラインマガジンを出させてもらうよう会社にお願いして、通してもらいました。

いろんなメディアに取り上げてもらったお陰で、アクセス数も、メルマガ読者数もかなり増えましたが、いろいろ時期早尚で、あとから思うともったいない結果にしてしまいました。
それでも、何回かドメインを変えて(今考えてもあんなにアクセス数が多かったドメインを捨てるなんて、やっちゃいけないことですが)、2007年まで続けましたが。

そんなことを思い出していました。

ネット環境はどんどん進化しています。
しかし、まだまだ実現していないことも多いです。
1995年にアメリカにインターネットビジネスを取材に行ったときに、数年で実現するだろうと思ったことがまだ実現していないかったりもします。

2002年に出されたドラッカーの「ネクスト・ソサエティ」を読み返していましたが(火曜、勉強会をします!)、ドラッカーの書いていることも一理あるなあ、と思ったりします。

<ネクスト・ソサエティから>

今日のIT革命ほど進行が速く、大きなインパクトを与えるものはないと誰もが思っているが、実際には産業革命も同じ速さ、インパクトだった。

大きなインパクトを与えた産業革命が最初の50年に行なったことは、しかしながら、産業革命以前からあった製品の生産の機械化だけだった。

IT革命も、今日までのところ、IT革命の前から存在していたもののプロセスを変えたに過ぎない。

仕事の仕方については、IT革命はすでにあったものをルーティン化したにすぎない。

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変わっていることもあれば、変わっていないこともある?