近況&中小企業の状況

1カ月以上、ブログを更新していなかったので、近況を報告します。

経営コンサルタントの仕事は、この1カ月で、全国7カ所の銀行の店舗に伺い、そのお客様である中小企業経営者の話を聞いていました。
いろいろな地域の、いろいろな業種の経営者と話をすると、世の中の状況が分かります。
「これまでも景気が悪いことはあったが、今回はこれまでとは違う」「前代未聞のことが起きている」ということを、多くの方から聞きます。

亀井静香金融・郵政担当相により、中小企業向け融資の返済を猶予する制度の法案化が進められていますが、私が話をした経営者では、猶予よりむしろ新規の融資が問題という声が多いです。
返済にはとくに困っていないが、新規の融資(追加融資)を受けられないので、新しいことができないのが困る。顧客ニーズもあり、ノウハウもあるが、先立つもの(資金)がない。設備も新しくできないし、仕入れもできず、人も雇えない。

現状の問題をひと言で言うと、「お金の流れが滞っている」ということです。企業の売上が下がり、融資も受けられない。お金が十分に入って来なくなり、次に回せない。

BtoCのところは、消費者が、たとえこれまでと同じ額の給与が入ってきていても、不安だから貯蓄に回し、消費に回さない(回せない)。つまり、売れない。BtoBのところは、顧客からの発注量が減り、かつ、値下げと支払いサイト延長の依頼が来る。いずれも、固定費はかかるので、資金的な余裕がなくなる。だんだん資金繰りが逼迫してくる。
そのため、何らかの手を打とうにも、新しいことを始めようにも、融資が受けられない。受けられても、条件が悪い。

「からだ巡茶」ではないですが、身体も経済も環境も、すべてが淀むことなく循環していることが大切ですが、滞っている。
皆の不安が流れを悪くし、ますます悪い状況にしている面もあるのではないかと思います。

民主党のマニフェストには、「中小企業憲章の制定など、中小企業を総合的に支援する」とありますし、下記のような政策も入っています。少しでも状況が改善されるとよいのですが。

○貸し渋り・貸しはがし対策を講じるとともに、使い勝手の良い「特別信用保証」を復活させる。
○政府系金融機関の中小企業に対する融資について、個人保証を撤廃する。
○自殺の大きな要因ともなっている連帯保証人制度について、廃止を含め、あり方を検討する。
○金融機関に対して地域への寄与度や中小企業に対する融資状況などの公開を義務付ける「地域金融円滑化法」を制定する。

さて、私は、経営コンサルタント以外の仕事でも、バタバタしています。当分、バタバタしそうです。

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このページは、川嵜昌子が2009年9月28日に書いたブログ記事です。

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